そこは、どれくらいの広さがあるでしょう。胸が高鳴る、という表現が似合いすぎる非日常的な空間。オーナーさん目利きの賜物である古書たちが、やわらかい白熱灯の下、凛々しく並んでいます。私が産…
いつ頃からか苔好きになった私。大阪に住んでいて、重度の鬱で苦しんでいた頃、人に逢いたくなくて近くの山を、よく主人と訪れました。夕刻ちかく辺りはシンと静まり返り、そこへ突如として姿を現した…